ゆりね(百合根)という野菜を知っていますか?
ちょっと珍しい形をした野菜で、たまにスーパーでも見かけることがあります。
一体どのような野菜で栄養はあるのでしょうか?
食べ方や保存方法などもご紹介致します!
ゆりねとは?
ゆりねとは「百合の根」。
漢字で書くとそのままですね。
百合は世界中にあるのですが、食用としているのは日本と中国のみなんです!
日本では江戸時代から野菜として栽培が始まっていたそうですよ。
ゆりねは百合の球根の鱗茎という部分です。
鬼百合(オニユリ)や小鬼百合(コオリユリ)という種類があります。
観賞用と認識している百合ですが、実は食べることが出来る部分があるんですよ。
栽培しているところもあんまりみかけないように感じますが、そのはず。
旬は10月頃から年明けあたりまでで、9割以上が北海道で作られているんです。
調理する機会が少ないですが、年末になると正月食材として売られているんですよ。
また、料亭や薬膳料理として出てくることもあります。
薬用としても用いられていたんですね!
味は淡白ですが、ほんのり甘味と苦味もあります。
歯ごたえがあってコリコリしていて美味しいです。
熱を加えることでホクホクした食感になるのでどちらも楽しめますね。じゃがいもに似た食感ですが、じゃがいもよりマイルドですね。
和食のイメージが強いゆりねですが、洋食でも使うことが出来るんです。
裏ごししてじゃがいもと同じようにマッシュポテトなどを作ったり、スープを作っても美味しいですよ♡
ゆりねの栄養・効能
・カリウムがむくみを解消
・食物繊維が豊富で便秘解消
・精神不安や不眠、咳にも効果
ゆりねは昔から食用だけでなく漢方薬としても使用されていたんですよー。
更年期障害や自律神経失調症にも効果が期待できます。
消化が良いので胃腸にも優しいですよ。
人気で簡単な食べ方
ゆりねは茶碗蒸しの具にしたり、天ぷらや、
煮物に入れることも出来ます。
炊き込みご飯に入れたりスープにしても美味しいですね。
ですが、誰でも簡単にあっという間に作れるレシピもあるんですよ!
手っ取り早くゆりねを食べたい場合は電子レンジでゆりねを温めて、塩を振って食べてみてください。
塩だけなので、素材の味も楽しめて美味しいんです♪
フライパンで野菜炒めにするのも簡単ですね。
あんまり調味料は使わず、塩こしょうくらいで大丈夫ですよ。
ゆりねはトースターで焼いてもいいんです。醤油や鰹節で味を整えてくださいね。
フライパンを使わなくても電子レンジやトースターでも簡単に食べることができるんです!!
ゆりねの保存方法
ゆりねはまるごと保存する場合は新聞紙などに包み、冷蔵庫へ。
1週間近くもちますよ。
ゆりねを購入した際におがくずが付いていたら新聞紙に包む必要はないので、おがくずと一緒に保存しておくといいですよ。
ばらした状態であれば固めに茹でて冷凍庫で保存すると1ヶ月ほどもつんです。
一度ゆりねを洗ってしまうと1〜2日ほどでだめになってしまうので、その場合は茹でて冷凍しておくといいですね。
まとめ
まだまだ馴染みのないゆりねですが、見かけた際はぜひ買ってみてください。
お正月が終わると安く購入することができる場合もあるんですよ。
ちょっと最近疲れやすいなと感じたら、ゆりねがオススメです。