田舎で家庭菜園をしている、しおまるです♬
ベジブロスって知っていますか?ベジタブル(野菜)+ブロス(だし)のことです。
野菜のだし?健康には良さそうだけど、一体どのようなものなのでしょうか?
実は、驚くほど簡単に家庭で作れて、とーっても身体にいいんですよ。
野菜くずで作るベジブロスについてご紹介します!
野菜くずのだしベジブロスって?
ベジブロスとは、野菜のくずで作るだしのことです。
普段調理をする際、捨ててしまっている部分ってどこですかー?
皮、種、芯の部分やヘタなどですよね。
なんと、今まで捨てていた野菜のくずにも栄養が詰まっているんです。
ただ、そのままでは食べることが出来ないので、じっくり煮出して、だしにします。
そして、いろんな料理に使えるように変身させるんです!
ベジブロスの効果
ところで、皮なんかに栄養があるのでしょうか?
どのような効果が期待できるのかご説明しますね。
実は、野菜の皮などにはフィトケミカルという栄養素が含まれているんです。
衝撃ですが、普段食べている部分より皮に多いんです!!
フィトケミカルには抗酸化作用があって免疫力向上に効果的なんですよ。
私たちは酸素を吸って生きていますよね。何もしないと酸化してしまうんです。
りんごを切ってしばらく置いておくと茶色くなるのを見たことありますよね?これが酸化です。
つまり人間で言うと・・・老化ですね。。
生活習慣病やがんも酸化と関係していると言われているんですよ。
怖いですよね。。。
野菜くずのフィトケミカルは活性酸素から守ってくれる働きがあるんです。
野菜の皮は健康だけでなく、アンチエイジングにも効果的なんですね。
ベジブロスの作り方
使える野菜
使う野菜は、玉ねぎ、にんじん、とまと、だいこん、じゃがいも、ナス、ピーマン、ネギ、かぼちゃ…
もぅ、ほとんどなんでも良いんです(笑)
野菜の皮やヘタ、種、葉、根などで作れます。
セロリやパセリだって良いですし、果物の皮や種を使うとフルーティーになりますよ☆
基本的には、なんでも使えますね。
使えない野菜
ただ、なんでもかんでも使えるわけではなく、残念ながらベジブロスに向いていない野菜もあるんです。
それはアクが強かったり苦味、臭みがあるものなんです。
例えば、ブロッコリーの芯やキャベツの芯です。山菜もアクが気になるので避けたほうがいいですよ。
ベジブロスを作り出すと、食材を大切に使いたいって思うようになるんですよね。
絶対に使えないというわけではないので様子を見ながら少しずつ使ってもいいと思いますよ。
たくさん入れてしまうとせっかく作るだしが美味しくなくなってしまうので注意しましょう。
簡単に作れるベジブロス
それでは、ベジブロスの作り方をご紹介します。
【材料】
☆野菜のくず 250g(両手いっぱい)
☆水 1300ml
☆酒 小さじ1
【作り方】
①材料を鍋に入れる
②弱火でコトコト20分〜30分ほど煮込む
③ザルで漉して完成♬
酒を入れることで臭みを消して、だしに旨味を出すんです。
時間短縮のために強火で作るのはNGですよー。苦くなってしまうので火加減気をつけてくださいね。
野菜で作るだしは風味があって、野菜本来の甘味もあり、そして見た目も黄金色をしていてキレイです。
和食にも洋食にも合うんですよ。
まずは、スープにしてみてください。自然の美味しさを感じることが出来ますよ!
他にも味噌汁やカレーを作る時に使うなど万能ですよ。ご飯を炊くことだって出来ます!
ベジブロスの保存
作ったベジブロスは冷ましてペットボトルなどに入れます。
冷蔵庫で2〜3日もちますよ。
あんまり日持ちしないなぁ〜と思いますが、調理の際に水の代わりとして使うので意外とすぐなくなるんですよ。
それでもどうしても使い切れない場合は冷凍しておくと長持ちしますよ。
製氷器に流して冷凍しておくと、使う時に便利ですね♬
野菜の農薬が心配
良いことばかり言ってきましたが、気になるのが農薬。
基本的には化学肥料や農薬を使用していない野菜の皮を使いたいですが、無農薬の野菜がいつでもあるわけではないですよね。
農薬が気になる場合は、スポンジで洗ったり、下茹ですると良いですよ。ですが、下茹ですると効果が薄くなってしまう気もしますが…。
スーパーで購入した野菜を使用する際は50度のお湯でしっかり洗うようにしています。
まとめ
野菜くずで作るベジブロス、いかがでしたかー?
ほとんどの方が調理の際に捨てていた野菜の皮やヘタにこんなに栄養が入っていたなんて・・・。
捨てていた野菜のくずにこそパワーが隠れていたんですね。
ちなみにしおまるの家では家庭菜園をしているので、一年中野菜がたくさん♪
半分はベジブロスに、半分は畑の肥料作りに使っているんです。
ぜひ、これからは余すことなく野菜を頂きましょう!