さやえんどうは豆が小さく、さやごと食べることが出来る緑黄色野菜です。絹さやとも呼ばれていますね。
さやえんどうがさらに成長して中の豆を取り出したものがグリーンピース、豆が完熟するとえんどう豆と名前が変わるのですが全て同じ種類なんですよ。
彩りの良い和食には欠かせないさやえんどう。シャキシャキしていて美味しいですよね。
さやえんどうにはどのような栄養があるのでしょうか。そして下処理や保存方法もご紹介します!
さやえんどうの栄養
ビタミンCでアンチエイジング
さやえんどうにはビタミンCが豊富に含まれているんです。
ビタミンCは抗酸化ビタミンなので健康維持に大切な抗酸化力があるんですよ。
ストレスや紫外線、喫煙などで体内に発生した活性酸素は身体を酸化させて、動脈硬化やがんなどの病気や老化を進めてしまう原因になるんです。
さやえんどうのビタミンCで活性酸素を除去して、いつまでも元気で若々しくいたいですね。
ビタミンCは本来、加熱によって失われやすい性質があります。
ですが、さやえんどうのビタミンCは損失が少ないのが特徴!下茹でしても安心ですよ。
卵とじで栄養アップ
他にも、さやえんどうには美肌効果のあるβ−カロテンや疲労回復や精神安定効果のあるビタミンB1もたっぷり!
さやえんどうは美容・健康にとってもいいんですね。
免疫力や老化防止に効果的でアミノ酸をバランス良く含む卵と一緒に調理することで、栄養価もアップ!
さらに、卵とじにすることでさやえんどうを主役にしてもりもり食べることができますね。
そして、ストレスによって消耗するたんぱく質は卵から、ビタミンCはさやえんどうから摂取出来るんです!ストレス社会に生きる現代人の味方、さやえんどうの卵とじをぜひ作ってみてください。
【材料】(2人分)
☆さやえんどう 100g
☆卵 2個
★だし汁 100ml
★酒 大さじ1
★醤油 大さじ1/2
★砂糖 小さじ1
★みりん 小さじ1/2
★塩 少々
【作り方】
①さやえんどうはヘタと筋を取り、卵は割りほぐす
②鍋に★を全て入れて強火で煮る
③中火にしてさやえんどう、卵の順で入れて、混ぜて全体的に火を通す
卵が半熟になったら火を止めて、予熱で仕上げて完成♪
さやえんどうのシャキシャキとした食感と卵のふわふわが合いますよ!
さやえんどうの下処理
さやえんどうはさやごと食べる豆です。筋があって料理に使うのは面倒だなぁ〜なんて思っている方もいるかと思いますが…
意外と簡単に筋取りはできちゃうんですよ!
取り方によっては時間短縮も可能なのでぜひ試してみてください。
①さやえんどうを水洗いする
②さやえんどうのヘタの部分を豆が並んでいる方(平らな方)に向けて折る(図参照)
③筋をスーッと引っ張って取る(以下図)
④反対側も同様に今度は逆側の筋(膨らんでいる方)を引っ張って取る
⑤湯を沸騰させ塩を少々入れる
⑥さやえんどうを茹でる
⑦流水で冷やして水をしっかり切る
③で筋を引っ張ったら、そのまま筋を豆から話さずに続けて④の筋を引っ張ると楽ですよ。
やりやすい方法で下処理してくださいね。
逆側の筋(膨らんでいる方)の筋は取らなくても美味しく食べることが出来ることもあるので、調理するさやえんどうの状態に合わせて下処理するといいですね。
【下ごしらえのポイント】
・保存しておいたさやえんどうは筋が取りにくいです。一度水に浸すと、取れやすくなりますよ。
・長時間茹でると食感が悪くなるので茹で時間は1分以内を目安にしましょう!
・冷水で冷やすことで彩り鮮やかになります。サラダなどに入れる時はお忘れなく!
さやえんどうを炒め物に入れる時は、茹でずにそのまま使えますよ。調理方法に合わせて下処理してくださいね。
さやえんどうの保存方法
さやえんどうを買ってきたら、どのように保存しておくと良いのでしょうか?
新鮮なさやえんどうはハリと艶があって歯ごたえがありますよね。
なるべく鮮度を保ちたいのですが、乾燥に弱くてすぐにしなびてしまうんです。
そのまま冷蔵保存すると1〜2日、乾燥対策をしてから冷蔵保存すると1週間、冷凍保存すると2ヶ月ほど保存が可能なんですよ!
【冷蔵保存の方法】
乾燥から守るため、筋取りはせず、湿ったペーパーで包み、袋に入れて冷蔵してください。
【冷凍保存の方法】
食感と色が悪くなってしまうので、茹でてから冷凍します。湯で時間は10秒ほどの硬めで。使用する時は解凍しないでそのまま使えますよ。
まとめ
さやえんどうは緑鮮やかで料理のアクセントにとっても大活躍ですね。
下ごしらえをするのとしないのでは、さやえんどうの食感が違うんです!最初のちょっとした一手間で美味しくさやえんどうを食べましょう!
旬である4〜6月あたりは特に美味しいので、ぜひさやえんどうを主役に献立を考えてみてはいかがですか。