かぶはアブラナ科アブラナ属に分類されます。春に出回るものは柔らかく、秋に出回るものは甘みが強いのが特徴です。
かぶは生のままサクサク食べるのもいいですし、煮物やスープなどに入れてとろける食感を楽しんだり、一年中美味しく食べることが出来ますよね。
胃腸の働きを良くしてくれる消化酵素が豊富で、さらに、普段捨ててしまう葉にも栄養があるんです。
そんな高栄養なかぶの鮮度の見極め方や保存方法のポイントなどをご紹介します!
かぶのツヤは新鮮な証拠
かぶをスーパーなどで選ぶ際に注目してほしいのはまず、表面です。
白くてきめが細かくツヤがあるもの、硬くてしまっているものを買ってください。
また、かぶの表面に傷があったり虫に食べられた跡がないか、変色していないかもチェックしてくださいね。
また、葉は古くなると茶色や黄色に変わるので、緑色でみずみずしいものがいいですよ。
かぶはあんまり大きくなりすぎると風味が感じられなくなっていることが多いので気をつけて下さい。
消化酵素アミラーゼで胃もたれ解消
かぶの根には弱った胃腸を修復してくれる消化酵素アミラーゼ(ジアスターゼ)が含まれていて、でんぷんを分解して消化を高める働きがあります。
かぶには胸焼けや胃もたれにも効果があるので、ちょっと食べすぎたかな、という場合はかぶを食べて胃腸の働きを助けてもらいましょう。
最大限に効果を出すためには生食がオススメです。
甘みがあるのでサラダに入れても美味しく食べることが出来ますよ。
かぶの葉にカルシウム!?
かぶは白い部分の根より葉にたくさん栄養が含まれているって知っていましたかー?
ただの葉ではないんですよ!
なんと、葉100gの中に牛乳1本分以上のカルシウムがあるんです。すごいですよね!
骨粗しょう症や貧血などの予防に効果的ですよ。
他にもβ−カロテンやビタミンCも根の何倍も葉の方が摂取できるんですよ。
捨ててはもったいないですよね。ご飯に混ぜたり煮物や味噌汁の具、ふりかけにしても美味しく食べることができます。
葉と根を分けて保存
かぶはまず、買ってきたら根と葉を切って分けましょう。
葉を付けたままにしておくと根の栄養や水分が葉に奪われてしまうんです。
根は新聞紙などに包み、袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。
冬であれば直射日光が当たらなければ常温でも保存可能です。
かぶの葉は茹でてから冷凍しておきましょう。1ヶ月程もち、栄養も保つことが出来ますよ。
すりおろしたかぶも冷凍保存が出来ます。
まとめ
春の七草に「スズナ」がありますよね。これはかぶのことなんです。
飲食続きのお正月が終わって、疲れた胃を休めるのにとてもぴったりで胃腸に優しい野菜ですね。
漬物くらいしか思い浮かばない!!という方もいると思いますが意外と様々な料理に使える万能な野菜です。
ぜひ、これからはかぶの葉の栄養にも注目ですね。